アルミ合金の圧延について
弊社は以前から、アルミ合金の加工を受ける機会が多くありました。しかし、アルミ材料を圧延する際に、圧延油中の微粒子を完全に取り除くことができず、異物混入の問題がありました。そのため、アルミニウム合金の圧延加工を中止していました。
しかし、この度、アルミニウム合金の圧延加工に対応するため、弊社では潤滑油のタンクを2系統に改造しました。専用の圧延油タンクを使用することで、アルミニウムを加工する際の圧延油と他の金属を加工する際の圧延油を完全に分離しました。これにより、アルミ合金の圧延加工に再度対応することができるようになりました。
弊社では、様々な種類のアルミニウム合金に対応するため、温間圧延機も設備しています。また、マグネシウム合金(AZ31)にも対応し、28μまでの実績があります。
アルミ合金用温間圧延機
温度を精密にコントロールするホットプレート及び温風装置を取り付けたD200 2H圧延装置により、様々なアルミニウム合金の圧延加工に対応します。
1.0mm程度の厚みまではこの圧延装置で加工を行い、それ以下の寸法は張力圧延を行い50μ以下の箔まで対応いたします。
アルミ合金箔の圧延
弊社では5000番などのアルミ合金箔の製造が可能です。
圧延装置にはアルミ合金を加工するための工夫が随所に施されています。
厚み寸法は30ミクロン程度まで対応できます。
アルミ・アルミ合金圧延のポイント
コイル材料を厚み:3.0mm〜0.03mmまでの範囲で自由自在に仕上げることができます。インチサイズなど特殊な厚みにも対応できます。
コイル材は3.0mm〜0.03mmまで、シート材は50mmから0.3mmまで対応できます。幅寸法についてはお問い合わせください。
簡易的な温間圧延機の設備があります。加工可能な寸法に制限がありますが対応いたします。
各種アルミ合金の加工にも対応しています。事前に加工テストをすることで圧延加工の可否判断ができます。
弊社の圧延設備はアルミ用の専用機ではなく汎用機なので、加工速度が遅いため量産には対応できません。
弊社の圧延装置の加工油タンクは2系統に分かれています。ステンレスなどニッケル合金用とアルミ系の材料で、圧延油を分けることでコンタミを防止しています。
品質管理
QAチームによる徹底した品質管理体制で製造しております。
ISO9001:2015 No,QAIC/JP/0546-B
お問い合わせ
株式会社日本クロス圧延
千葉県茂原市茂原697
TEL0475-22-4151
FAX0475-25-2338
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