接触式走間厚み計について
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コイル材の厚みを連続測定する接触式走間厚み計の取り扱いを開始しました。
本装置は走行中の薄板及び平角線の厚みを連続的に測定するもので、冷間圧延機、4方向圧延機、連続検査装置に取り付け、製造工程中に品質を管理するものです。
本器はアブソリュートタイプの検出器により広範囲に測定可能な電子マイクロメーターであり、測定ヘッドに手を触れること無く、指示のディケードダイヤルを被測定物の呼称寸法に合わせるだけで、板厚をミクロン精度で直接読み取ることができます。
本気のフレームは堤防超合金(スーパーインバー)を使用しているため、温度変化による測定誤差は最小限です。
測定子は球面のダイヤモンド端子を計測対象に直接接触させ計測するため信頼性に優れます。またオプションの回転測定端子を使用することで、平角線など幅の狭い材料の測定が可能です。
本器はアンリツ製の接触式厚み計とパス高さ及びマウント寸法を合わせてあり交換品としても設置が可能
ポイント
0〜1.5mmの間の4桁のディゲードダイヤルとタッチパネル上の偏差表示メーターにより、ミクロン単位で厚さを直接読み取ることができます。
被測定物の基準寸法が変わっても、ゲージによる校正が必要なく、ディゲードダイヤルを基準寸法に合わせるだけで容易です。
タッチパネル上の偏差表示メーターは±15μ、±30μ、±60μの3レンジに切り替えができ、広範囲の厚み偏差を測定できます。
任意の厚みレンジでリミット値を設定でき、寸法公差外れによる不適合品の判定ができます。
合否判定信号を出力できるため、ライン制御に組み込めるため、自動制御やマーキング等を行うことができます。
記録信号(アナログ電圧出力)によって、測定値を連続記録できます。
装置仕様
1.測定範囲 T=0-1.5mm
2.測定点よりの奥行き:60mm 上下の逃げ幅:4mm
3.測定子 先端球面ダイヤモンド端子(上下測定子共)
4.測定力 50gf
5.指示範囲 4桁ディケードダイヤルとメーターにより 0-1500μ
6.指示精度 各レンジにおいて±1μ 室温変化自動補正機能
7.ゼロ調整範囲 各レンジのメーター指示範囲内
8.限界設定範囲 過小(UNDER) 過大(OVER)の2点を任意に設定
9.LIMIT値表示 UNDER赤色 PASS白入り OVER青色のランプ表示+ブザ-
10.外部回路制御リレー 接点容量 AC250V 5A 抵抗負荷 端子台より外部に出力
11.記録用出力及び制御出力(アナログ電圧出力)
最大出力電圧 -1μで-0.1V -10μで-1V -100μで-10V
+1μで+0.1V +10μで+1V +100μで+10V
最大電流 10mA
最小負荷抵抗 1KΩ
出力調整可変範囲 0〜±10V
12.電源 AC100V 50/60Hz
13.使用温度範囲 0℃〜40℃
14.外観、寸法、重量
走間厚み計ヘッド W100×L297×H277(検出器コネクタ接続時) 14kg
走間厚み計指示器 W100×H299×D330 8kg
デモ機について
株式会社日本クロス圧延の圧延工場にデモ機がありますので、見学ができます。
なんなりとお問い合わせください。