スエージングマシンの製造
スエージングマシンとは、回転式鍛造機で丸棒やパイプをカシメたり伸ばしたりすることができます。鋳造したビレットを棒にしたり注射針のような先端を作ることができます。
弊社は材料メーカーの強みとノウハウを活かしたスエージングマシンを設計したします。
実際に自社の設備で試験製造してスペックを決定していきます。それによりオーバースペックや能力不足といったことだけではなく、加工後の表面状態や形状、機械特性などの仕上がり状態を事前に確認することができます。
また新製品の初期段階で生産数量が少ないうちは弊社で委託生産を行い、数量の増加を確認してから設備を製造するような要望にもお答えすることができます。
MS-90Wスエージングマシン
カタログのダウンロード:MS90型スエージングマシン PDF
名 称:MS-90W型
ダイス寸法:10×6×20MM 2方向
モーター:スピードコントロールモーター 単相100V 90W
スピンドル回転数:220-660RPM(可変速)
設置面積:幅140×奥行150×高さ322MM 重量 約12kg
能 力
軟 材:銅合金 アルミ合金 軟鋼等
パイプ材: 最大φ3.0MM
ソリッド材:最大φ2.5MM
硬 材:SUS305 Ni合金 硬鋼等
パイプ材: 最大φ2.5MM
ソリッド材:最大φ2.0MM
1回あたりの加工率
軟材・・・30%(±3)以下
硬材・・・20%(±3)以下
*減面率は目安です。加工条件によって変わります。
MS-200Wスエージングマシン
カタログのダウンロード:MS200型スエージングマシン PDF
名 称:MS-200W型
ダイス寸法:12×8×20MM 2方向
モーター:インダクションモーター 三相200V 0.2KW
スピンドル回転数:200〜530RPM(可変速)
設置面積:幅430×奥行430×高さ435MM
重量 約45kg
能 力
軟 材:銅合金 アルミ合金 軟鋼等
ソリッド材:最大φ5.5MM
硬 材:SUS305 Ni合金 硬鋼等
ソリッド材:最大φ4.0MM
1回あたりの加工率
軟材・・・25%(±3)以下
硬材・・・20%(±3)以下
*減面率は目安です。加工条件によって変わります。
スエージング加工によるテーパー加工
様々な形状の材料を絞り加工できます。
ワイヤーをカシメたりテーパーパイプなどを製造することができます。
スエージング加工によるカシメ加工
スエージングマシンではワイヤーや鋼材に「カシメ」をすることが可能です。
救助用吊り下げワイヤーにも採用されているくらい信頼度が高いのがポイントです。
スエージング加工による伸線
スエージング加工にて伸線ができます、一般的な伸線機はφ12mm以下からしか加工できないので、φ12mmまではスエージングマシンで加工を行い、それ以下は伸線装置で加工をすることで太い材料からでも伸線加工が可能となります。
よくある質問
Q.機械は自社で製造するのですか?
A.2010年より経営革新計画の認定を受けて、企業連形による「ものづくり」を推進しています。「ちょうどいいキカイ」も町工場が中心となって機械を製造するプロジェクトです。それによりものづくり企業の活性化のお手伝いができれば幸いです。
Q.出張経費について
A.首都圏外の場合ですが、発注前の打ち合わせの出張は交通費の実費を請求させていただきます、しかし注文時になった場合にはご返却いたします。お互いなるべく費用をかけないように出張は最小限になるよう努力いたします。
Q.修理対応について
A.基本的に出張修理ではなくて、機械を工場に引き取っての修理となります。運送料はかかりますが、出張経費に比べれば結果としてコストがかからない方法だと考えます。大型の機械の場合は別途対応いたします。
Q.修理の引取手配はできますか?
A.横引きのできる運送及び2次配線の取り外しができる電気技師を手配することが可能です。
Q.試作用の設備はどのような機種がありますか?
A.最大径φ50からφ0.5mmまでの製造が可能な装置を設備しています。