海外展示会コラム05
海外展示会に出展すると、なんだかんだで100万円くらいがぶっ飛んでしまいます。
内訳はこんな感じですね
出展費用 50万円
通訳10万円
カタログ、ポスター 10万円
旅費(飛行機・ホテル。食事)20万円
送料 10万円
うちのような小さい会社ではやっぱり負担が大きいです。
苦肉の策で、私の仲のいい会社で海外開拓に興味がある企業に共同出展を持ちかけました。
3×6のブースを半分ずつ使って出店することで、出展料を折半し展示物も一緒に梱包発送して、通訳さんも2社で一人だけ雇うことでコストの削減を考えました。
商工会のメンバーの後輩をたぶらかして、初の共同出展が実現しました。
結果、2社で130万円程度に抑えられたので、65万円ずつの負担になりました。
これくらいならば、年2回の海外展示会もそれほどの負担になりません。
それと、単独出展はそれこそトイレに行く暇もなく、昼飯なんて3日間取れない状態でしたが、共同だと余裕がありますね。
次回は3社で出展したらもっと最高になりますね!
さて誰を引きずり込むか...
台湾国際エレクトロニクスショー 3回目
いつもは経費削減のため、私が単独で展示会をしているのですが、今回は弊社の営業を一人連れて行きました。
共同出展で少し余裕ができたのと、単独ゆえブースを離れるわけにいかず、なかなか他の展示を見る機会がありませんでした。
今回は海外の会社がどのように出店しているか、どのように対応しているか勉強する必要を感じていたからです。
3日間ですべてのブースを見学するという気合を入れての出展です。
ファーストインプレッションは日本の展示会と比較すると技術レベルは低いなって感じました。
しかし、M-Techなど国内の展示会と違うのは、社長や部長クラスが常駐してYES-NOの判断と、その場で金額を提示するという事はどこのブースも当たり前のようにしていて、弊社はそれができているだろうか?そんなことじゃなく、「一期一会」この瞬間で取引を成立させるという気迫すら感じました。日本の展示会でその場で見積もりをもらったなんてありえません。これで日本は海外に勝てるのか?なんて考えると南国で寒気を覚えました。
とにかく強気、強気で行こうと心に誓いました。
日本の展示会では冷やかしのお客にも丁寧に対応しますが、これからは冷やかしのお客は時間のムダなので、Noをハッキリ突きつけよう!
それがニッポンのプライドだな
なんて考えました。
SOLAR ASIA EXPO マレーシア 3回目
あなたの趣味は何ですか?
と聞かれれば即答します、「海外展示会です」...まあ、本当は船釣りとシーカヤックなんですけどね
少なくとも家族旅行より刺激があるのは間違いないです。
今回は単独での出展です。
共同出展の生贄が見つからなかったのと、直前にマレーシアの貿易センターから出展をお願いされたため、今後の関係の為に恩を売っといてもいいかな?と考え急ですが出展しました。
今回はR&D つまり研究所や大学向けに販路を開拓することを目的にしました。
「あなたが研究に必要な材料は私がすべてご用意できます」
というコンセプトで挑みました。
ちょっと言いすぎかな?とも思いましたが、海外ではこれくらいでちょうど良いと考えました。
結果、成果はありました。
マレーシア国立大学をはじめ、多くの研究所と取引ができましたが、小さい取引ばかりで単価が低く儲からないというのが現状です。
まだまだスキルが無いなあ、ということですね