機械の修理・改造について
弊社では圧延機とそれに関連する機械の修理、メンテナンス、改造をお引き受けします。
【機械本体の修理】
長期間使用していなかった機械の整備及び動作の確認
摩耗、破損した部品の製造及び交換作業
動力部、駆動伝達部の分解整備
【電気制御部の修理】
シーケンサーの再プログラミング
直流モーターなど生産中止部品を現行品への載せ替え
制御部の出張修理作業
【機械の改造】
モーターの格上げによる性能向上
サーボモーターによる機能の追加
センサーなど追加機器の取り付け及びプログラミング
中古機械からの能力向上の改造
装置本体の修理
修理品の機械は分解洗浄を行い摩耗や破損の状況を調べます。産業機械は分解してみないと不具合を見つけることができません。
特に溶接部などのクラックは重大なトラブルの引き金になるので丁寧に探傷します。
摩耗箇所は摩耗が著しいようなら、硬度不足が考えられるので焼き入れ材などの硬い材料で再製作などご提案します。
VFモーターや直流モーターなどは現在購入することができ時ない為、現行品のモーターに変更できます。現行型のモーターはサイズが小さい為、座台やプーリーなどを変更する必要があります。
またセンサー類の信号線やベアリング類はすべて新品に交換することをご提案します。
電気制御の修理
ここ数年で電子機器が省エネ型に切り替わった為、製造から10年以上たっている機械は部品の調達が困難になります。
今後のメンテナンスを考えれば現行型の部品で制御盤を再製作するほうが効率がいいと思います。万が一故障した場合の修理期間も大幅に短くなります。
シーケンサーの再プログラミングも承ります。
回路図があれば事前にプログラムを作成できるので、現地では機械を動作させながらパラメーターの調整だけで済むので作業時間が短縮できます。
またリミットスイッチで動作を制御している装置の場合、サーボモーターへ変更することで配線数が大幅に減少し、ストロークや動作速度などプログラミングで制御できるようになります。
最近では操作盤は液晶画面になりました、リミットスイッチはスイッチの位置を微調整させ位置決めをしますが、サーボモーターの場合は画面で直接数値を入力するだけなので手間が省けます。
機械の修理のポイント
古い機械でメーカーが修理対応しないような機械でもご相談下さい、できる限り対応します。
中古の圧延機やプレス機などの修理オーバーホールや改造の対応をします。据え付けまで含めてご相談ください。
従来の直流モーターやVFモーターなど生産終了になった部品を現行型のに変更する対応が可能です
基本的に引き取り修理なので海外製や図面の無い機械でも修理対応します
よくある質問
Q.どのような機械でも修理対応できるのですか?
A.生産ロボット、マシニングセンタやNC旋盤などファナック等の制御装置の機械は対応できません。基本的にシーケンサーで制御される専用設計の産業機械のみとなります。
Q.機械の修理は自社でするのですか?
A.自社修理だけではありません。2010年より経営革新計画の認定を受けて、企業連形による「ものづくり」を推進しています。「ちょうどいいキカイ」も町工場が中心となって機械を製造するプロジェクトです。それによりものづくり企業の活性化のお手伝いができれば幸いです。
Q.お見積りについて
A.出張お見積りはザックリした金額になります。正式なお見積りは機械を引き取って、ある程度分解してからのお見積りになります。これには運送経費と分解作業費が発生しますが、注文になった場合はご返却します。また機械の状況によっては追加の費用が発生する場合があります。、
Q.出張経費について
A.申し訳ございませんが、発注前の打ち合わせの出張は交通費の実費を請求させていただきます、しかし注文時になった場合にはご返却いたします。お互いなるべく費用をかけないように出張は最小限になるよう、効率的に情報を共有できればと思います。
Q.修理の方法について
A.故障部品の部品図面のある機械なら出張での修理対応ができますが、基本的に機械を工場に引き取っての修理となります。運送料はかかりますが、出張経費に比べれば結果としてコストがかからない方法だと考えます。
Q.修理機械のの引取手配はできますか?
A.横引きのできる運送会社及び2次配線の取り外しができる電気技師を手配することが可能です。