新素材と製造技術の融合で高機能化を提案する企業連携 │ MM-Lab.

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MM-Labについて

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MM-Labの目的は、「新素材と製造技術の融合で高性能化を提案すること」です。従って、当社が提供するものは「革新的な発明」ではなく、「新素材と生産技術の融合による性能の向上」です。我々は、従来の素材から「新素材、機能材」に変更することで、性能が向上し、高付加価値の製品開発をご提案しています。

 

当社の取り組みは、主に以下の4つの分野に分類されます。

 

環境対応
高機能化
高性能化
電気エネルギー
これらの分野で注目されている新素材や機能性材料について、我々は試作から対応できる体制づくりを進めています。


高機能性金属材料による高機能化とは

高機能性金属材料、または機能材と呼ばれる金属材料は、複数の機能を持つ材料のことです。

 

たとえば、純銅に比べてベリリウム銅は、低電気抵抗性、高強度、バネ性という3つの特性を併せ持っています。そのため、ベリリウム銅をコネクターの接点や端子に使用することで、非常に細い線でも確実に導電することができます。これにより、コネクターのサイズを20年前の1/100にまで小型化することができ、転送速度も数万倍に向上しました。

 

このように、機能材を使用することで、材料の性能を大幅に向上することができます。導電性、耐熱性、比強度、バネ性、腐食性、防生物付着性、高磁束密度、防磁性、超弾性材料、制振材料など、様々な機能を持つ機能材料が開発されています。

環境対応について

長時間の運用に耐えうる機器の性能低下を防ぐために、素材から提案を行います。

 

【耐熱性】
高温環境において、ステンレス部品は酸化、脆化、強度低下、使用時間などに問題を抱えます。そこで、ニッケル、ハステロイ、モリブデンなどの耐熱素材に変更することで、これらの問題に対応した素材提案を行います。

 

【耐腐蝕性】
ガス雰囲気、燃焼機関、酸性水溶液、電蝕など、様々な環境下で腐食が発生します。そこで、適切な耐腐蝕素材に変更することで、これらの問題に対応した素材提案を行います。

 

【防磁性】
磁気に起因するノイズ対策部品、磁気シールドケーシング、センサープローブの製造には、パーマロイなどの磁性合金を使用することで防磁性を高めることができます。

 

【防振性】
高周波振動に起因する問題を解決するため、耐震性金属材料を使用することで、バイトのビビリを防止し、表面粗度を改善するなど、防振対策の素材提案を行います。

 

【防生体性】
海洋部品に付着する貝、海藻などの生物付着に対しては、キュープロなどの耐生物付着防止合金を使用することで、これらの問題に対応した素材提案を行います。

高性能化について

現在進めている機器の基礎性能向上に取り組む中で、以下の項目を重点的に取り上げています。

 

センサー性能(感度)の向上
自然界や電気機器から発生する電磁波や磁力が電気回路に近づくと、回路内に微細な電気が起電され、これがノイズとなりセンサー感度に影響します。ノイズを減少させるために磁気シールドを行い、センサー感度のゲインを上げることができます。これにより、微細な信号をより正確に捉えることができます。

 

計測(測定)精度の向上
温度変化による熱膨張が極めて小さい低膨張合金(インバー)を計測機器と組み合わせることで、計測精度や光学機器の焦点精度が向上します。近年では、ミクロン単位の精度が求められており、低膨張合金に加え、制振材料を組み合わせることで、位置決め精度やモーターによる振動の相殺にも注目されています。

 

モーターパワーの向上
現在は、磁束密度に優れた電磁鋼板や磁性材料が開発されています。これらの材料を使用することで、小型かつ高出力なモーターを開発することができます。これにより、機器の性能が向上し、より高い効率で動作することができます。

電動化、電気エネルギーについて

弊社は電気・自動車メーカー、NEDO、産学官による共同開発事業などにおいて、電動化や電気エネルギー関連の取り組みをサポートしています。特に、EVやAC-DC低ロス変換などの分野では、弊社の強みを活かした開発が進んでいます。素材の供給や試作品の製造など、弊社ができることがあれば、ぜひご相談ください。

MM-Labへのお問い合わせ

現在はMM-Lab.へのお問い合わせは幹事企業の株式会社日本クロス圧延で取りまとめています。
機能材の調達からそれを使用した部品製造までなんなりとお問い合わせください。

 

株式会社日本クロス圧延
千葉県茂原市茂原697
TEL:0475-22-4151
FAX:0475-25-2338
MAIL:oka@atuen.com
担当:岡 正俊

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